カナヘビの飼育は簡単?難しい?初心者が気をつけたい4つのポイント

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毎年6月頃から暖かい時期にかけて、庭や公園などにたくさん現れる『カナヘビ』。我が家でも、カナヘビを触れるようになった娘がカナヘビを捕まえて帰ってきました。

「飼いたい!」という娘。生き物を飼うこともいい経験になると思い、早速飼育用の床土や餌などを準備して飼育することになったのですが…。

こちらも初心者、調べてみるとどこを見ても「カナヘビの飼育は難しい」という情報が書いてあります。

娘もまだ小学校2年生、すべての世話を責任持ってやってもらうということはまだ難しいでしょう。

そこで今回は、カナヘビの飼育が難しいとされている理由から、初心者がカナヘビを飼う時の気をつけたいポイントなどを調べてまとめてみました。

我が家と同じように、この夏初めてカナヘビを買うことになったというママさんパパさんは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

私、カナヘビのかなちゃんです!よろしくね♪

カナヘビってどういう生き物?

トカゲのような体と、蛇のような長いしっぽが特徴的なカナヘビ。名前には『ヘビ』が入っていますが、ヘビの仲間というわけではなく、カナヘビ科カナヘビ属に分類されています。愛らしいヘビという愛称から『愛蛇(かなへび)』と呼ばれ親しまれてきました。

人間と同じく日中に活動し、コオロギや蜘蛛などの小さな昆虫を食べて過ごします。夕方になると茂みなどの隠れられる場所で体を休め、夜を明かしています。

近所の草むらや石の上などでよく見かけるカナヘビの多くは、『ニホンカナヘビ』という種類です。簡単に捕まえられてしまうので、ペットとして飼育してみようと考える人も多いでしょう。

しかし、育てやすそうな見た目に反して飼育に必要な物が多く、飼育はそう簡単ではないようです。犬や猫のような世話があるわけではないのにカナヘビの飼育が難しいと言われるのはどうしてなのでしょうか。

カナヘビの飼育が難しいのはなぜ?

カナヘビの飼育が難しいとされるのには、次のような理由が挙げられます。

  • 餌の問題
  • 日光浴が必要
  • 温度や湿度管理が必要
  • 冬の冬眠
  • 病気になる可能性

餌の問題

カナヘビを飼う場合、まず餌をどうするか考えなければなりません。捕まえたカナヘビは、それまでコオロギやバッタ、蜘蛛などの昆虫を食べてきているため、カナヘビが好む餌を用意する必要があります。

餌をあげるペースはカナヘビによっても異なりますが、毎日餌を食べるカナヘビもいれば、2,3日に1回食べるカナヘビもいます。

冬になるにつれて虫が少なくなるよね、どうしたらいいんだろう

お店でもコオロギなどの餌や人工餌が販売されているよ

お店でもコオロギやミルワームといったカナヘビの餌が販売されています。また、栄養価が高い人工フードや、カルシウムを補完できるサプリメントなども販売されているため、上手に組み合わせながら餌を選ぶのが良いでしょう。

ただし、すぐに食べられるカナヘビもいれば、あまり好まないカナヘビもいます。日常的に食べられるようになるには根気が必要です。

日光浴が必要

カナヘビは変温動物のため、自分で体温を調節することができません。そのため、日光浴をして紫外線や太陽の熱を浴びることが大切です。

紫外線ライトやバスキングライトを用意できない場合は、定期的に日光浴をしてあげなければ、『くる病』という病気にかかりやすくなってしまいます。

温度や湿度管理が必要

カナヘビを飼育するのに適した温度は、25℃前後と言われています。厳密な温度管理は必要ないですが、暑すぎるのや寒すぎるのは苦手なので、真夏や冬に日光浴をさせる場合は注意しなければなりません。

湿度を保つことも必要なので、水入れを設置したり、適度に霧吹きをしたりして湿度を保つことが大切です。

冬になると冬眠する

自然界のカナヘビは冬になると冬眠をしますが、飼育しているカナヘビは飼い主が冬眠できる環境を用意する必要があります。

15℃以上になると暖かくて起きちゃうよ!

冬眠の環境づくりができていなければカナヘビが死んでしまう可能性もあるため、あえて冬眠させないという方法もありますが、その場合はカナヘビを冬眠させないようにするための設備を整える必要があります。

病気になる可能性

カナヘビがかかりやすい病気に『くる病』があります。くる病は骨が軟化し、最悪の場合死に至るという病気です。

くる病になったカナヘビは、手足が動かなくなったり体が変形してしまったりといった症状が現れ、一度発症してしまうと完治は難しいとされています。

くる病は、栄養が偏りカルシウムが不足してしまうことや、紫外線不足でカルシウムの吸収を促進するビタミンD3を体内で生成できないことが原因で引き起こされます。

病気を予防するためには、定期的に日光浴をして紫外線を浴びることと、人工フードやサプリメントなどでカルシウムを摂取することが大切です。

カナヘビの飼育に必要なもの

次に、カナヘビの飼育に必要なものについて見ていきましょう。カナヘビを完全に室内で飼育する場合、次のような物が必要になります。

  • ケージ
  • 床材
  • シェルター
  • 紫外線ライト・バスキングライト
  • 水入れ・餌入れ
  • 霧吹き・温湿度計

ケージ

参照:Amazon Ghims 爬虫類 ケージ

ケージには、プラスチック製のものとガラス製のものとがあります。どちらでも飼育できますが、動き回れるスペースがないとストレスになってしまうため、ある程度広めのケースを用意しましょう。また、カナヘビが逃げないように高さのある物を選ぶことも大切です。

紫外線ライトやバスキングライトを使用する場合は、熱に強いガラスケージのほうが安心でしょう。

床材

参照:Amazon GEX EXOTERRA デザートソイル 2kg 爬虫類飼育用

床材は、カナヘビを捕まえた場所の土や落ち葉などを使えばわざわざ購入する必要はありません。ただし、外の土には寄生虫などがいる可能性もあり、衛生面を考えるなら市販されているバスクチップや爬虫類飼育用の床材を使用するのが良いでしょう。

シェルター

参照:Amazon GEX EXOTERRA モイストシェルター コーナー 130 爬虫類用シェルター

カナヘビの家には、隠れられるシェルターを用意してあげましょう。敵などから身を隠すだけでなく、夜に安心して休める場所を作ってあげるという意味でもシェルターは重要です。

シェルターには、市販されている洞窟のほか、外にある岩や木の枝などでも作れます。外の自然環境に近い飼育環境を整えてあげることで、快適に過ごせるでしょう。

紫外線ライト・バスキングライト

参照:Amazon DTZY 双頭爬虫類 ライト

バスキングライトとは、太陽の光と同じような働きをするライトのことをいいます。太陽光に含まれている赤外線は、カナヘビの体温調節に重要な役割をもっています。

紫外線は、カナヘビの健康維持に欠かせないビタミンD3を生成するために必要な要素です。

太陽光も紫外線も、どっちも大事なんだよ!

水入れ・餌入れ

参照:楽天市場 スドーレプタイルディッシュ S爬虫類 水入れ エサ入れ

カナヘビはよく水を飲むため、水を入れた水入れを設置する必要があります。水入れはわざわざ購入しなくても、ビンのフタなど家にあるものを使うことが可能です。水は毎日新鮮な水に取り替えるようにしましょう。

人工餌やミルワームなどをあげる場合は、餌入れも用意するのが良いでしょう。

霧吹き・温湿度計

参照:楽天市場 爬虫類飼育≪ヒュドラ湿度計≫

霧吹きは、カナヘビのケージ内の湿度を保つために大切です。カナヘビは、50〜70%程度の湿度を好むので、乾燥しないように適度に霧吹きをして湿度を上げて上げる必要があります。

ただし、湿度が高くなりすぎても皮膚炎などの病気を引き起こしてしまう可能性もあるため、温湿度計を設置して最適な湿度を保っていくことが大切です。

カナヘビ飼育で初心者が気をつけたいポイント

気軽に捕まえられるカナヘビですが、意外にも飼育は大変なことがわかりました。

カナヘビを飼育する環境によっては、設備や道具を揃えなければならないということもあり、何かと親が世話をすることになる場合も多いでしょう。

子どもに世話をさせる場合は、命を預かるという責任を持ってお世話ができるように、私達親自身が気をつけなければならないポイントをしっかりと理解しておく必要があります。

ここからは、初心者が気をつけたいカナヘビのお世話のポイントについて解説します。

日光浴のさせすぎに注意

ライトを使用しない場合は日光浴をさせなければなりませんが、その際は日光浴のさせ方にも注意が必要です。カナヘビは暑さに弱いため、長い時間暑い中にいると日射病になって死んでしまいます。特に真夏の暑い時期は危険です。

カナヘビを日光浴させる場合は、気温や天気に応じて30分〜1時間程度の時間程度で切り上げると良いでしょう。必ず日陰を作ってカナヘビが涼める環境を用意してあげてください。

冬の過ごし方に注意

上述したように、冬眠する野生のカナヘビと違い室内で飼育するカナヘビを冬眠させるのは難しいようです。冬を冬眠させずに過ごす場合は暖房や加温の設備が必要になるため、その分費用や手間もかかります。

カナヘビを冬眠させる場合は、秋のうちに餌をたくさん食べさせておいたり、湿度を保ち温度変化の少ない暗い場所で管理することが重要です。

餌のあげかたに注意

餌は外で捕まえてくる他に、お店で生き餌や冷凍コオロギなどを購入することもできます。また、人口のドライフードもあるので、カナヘビの成長や季節に応じて餌を調節していくことが大切です。

人工フードは慣れるまで時間がかかるケースもありますが、ピンセットなどで口元に近づけるのを繰り返しているうちに食べるようになるカナヘビもいます。

ただし、カナヘビは警戒心も強いため、なかなか食べようとしてくれないことも。同じ昆虫でもカナヘビによって好き嫌いがあるため、全てのカナヘビが同じ餌を食べられるとは限らないようです。

私は3日目で初めてドライフードを食べたわ!

また、同じものばかりを食べさせていると栄養が偏り病気にかかりやすくなってしまいます。市販されているカルシウムなどの栄養素を含むパウダー状のサプリメントを餌にまぶしてあげましょう。

かまい過ぎに注意

カナヘビを飼育していると愛着が湧き、ついついかまいたくなってしまいますよね。カナヘビは人に慣れやすいと言われているので、どうにか慣れさせようとする飼い主さんもいるでしょう。

しかし、触り過ぎやかまい過ぎはストレスの元になってしまいます。ストレスから体調を崩したり、食欲不振になってしまったりするケースもあるそうなので、あまり過度にならない程度でスキンシップをはかっていくことが大切です。

そうは言っても、子どもたちはカナヘビが気になって何度もケージを開けてしまうみたい

カナヘビが健康に過ごせるようにするためにも、子どもたちに世話の仕方をしっかりと伝えていく必要があるね

カナヘビのメスは卵を産むこともある

我が家のカナヘビは、捕まえた際にはすでにお腹に卵を持っていたようで、飼い始めて5日目で卵を産みました!

カナヘビのメスは交尾をしていなくても赤ちゃんのいない卵を産むことがあるようですが、スマホのライトでキャンドリングしてみたところ、オレンジ色に光り、中には血管やかすかに動いている黒い点が見えるものも。

産まれた5つの卵全て有精卵のようなので、とりあえず湿度を高くして見守っています。

無事に産まれてきてくれるといいなぁ!

その分お世話も大変になるけどね!

捕まえたカナヘビがメスだった場合は卵を産む可能性もあるため、赤ちゃんが産まれた時のことも考えておくと良いかもしれませんね。

まとめ

  • カナヘビの飼育が難しいとされるのは、餌の調達や冬越えの難しさ、日光浴や温度・湿度の管理が必要といった理由が挙げられる
  • カナヘビの飼育には、ケージや床材、水入れやシェルターが必須のほか、世話の仕方に応じて紫外線・バスキングライトや餌入れなどを用意する必要がある
  • 初心者がカナヘビ飼育で気をつけたいポイントは、日光浴・スキンシップのし過ぎや、冬の過ごし方・餌のあげ方に注意する必要がある

色々調べた結果、ライトや人工餌などを用意せずにカナヘビを育てるのは難易度が高いですが、設備や環境をしっかり整えてあげれば飼い主側はそれほど神経質になる必要はないのかなと感じました。

この機会に、生き物への思いやりや、生き物を飼う責任を持つということを学んでもらうためにも、親子でカナヘビのお世話を頑張りたいと思います!

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